まんが日記☆　～漫画レビュー～

『大奥（おおおく）』

歴史書にある通常の大奥ではありません。

この漫画は男と女の立場が逆転した世界で物語られています。（男女逆転）
江戸時代を背景に描かれています。
登場人物は歴史上の人物です。
ですが、性別は逆。
かの有名な徳川家光でさえ性別は女性です。
（あくまでも漫画の話です）

日本男の人口は女の４／１までに減少してしまい、政治・家庭・労働の中心は女になってしまった。
まさに男女が逆転した世界！！
しかも、男は美しくなければ出世が出来ない。
お金持ちじゃなければ女に身体を売るしかない(ﾟｰﾟ)

という時代で描かれています。
中々、奇抜な作品です。

実に面白いです！

設定も面白いけど歴史にからめた話で進めていてロマンを感じました。
しかも、絵が綺麗です。
特にこの漫画の凄いところは、人間の内なる感情（感動・驚き・切なさ・美しさ）を上手く表現している所です。
数々の賞を受賞しているだけあります！！

現在、大奥 8まで出ています。(2012/9/28)


（ストーリー）
関東の田舎のある村から奇病が発生した。
それは若い男ばかりがかかる病気で死に至らすものだった。
治療法も見つからぬまま80年余りが経過し、男の人口は女の約4分の1になり・・・
次第に女が中心の時代となる。
将軍職もまた女へと引き継がれていった。
婚姻制度は崩壊し、貴族・金持ちのみ婿を取ることが許された。
貴族・金持ちの男は宝として大切に育てられるが、貧しい家の男は「種馬」として武家に身体を売り商売するしかなかった。
そして、「大奥」は希少な男を囲い美男3000人が将軍に仕える女人禁制の男の城となっていた。

[56回]