まんが日記☆　～漫画レビュー～

『ひばりの朝』

以前に紹介した「BUTTER!!!（バター）」を書いている作者：ヤマシタトモコ先生の作品です。
彼女の漫画はだいたい好きですが今回は、久々にきた！と思いました。

「性」をテーマにしています。

思春期の１４歳「手島日波里（てしま　ひより）」について、彼女に関わる様々な人達の目線や立場から物語が語られています。
１巻の最後で日波里に語りが戻ってきます。

性的な目で日波里を見る男たち。
性的な目で見られる日波里。
好意をもっている同級生。
それに嫉妬をする女性たち。
そんな彼女に関心をもたない母親。

この色々な立場の人達に目線をシフトしてストーリーを進めていく描き方はヤマシタトモコ先生ならではです。

少しエロさを出した、かなり味のある作品に仕上がっています。
展開がかなり気になります！
今後が期待できる作品です！


（ストーリー）
手島日波里は14歳の中学生。
年相応では無い肉感的な身体つきで、男はたいがい性的な感情を彼女に抱く。
そして、女性は嫉妬により、たいがい悪意をこめる。
彼女に劣情を抱いている男、片思いをしている少年、劣等感を抱く女、そして彼女をおとしめたい少女が、ひっそりと、かつエゴイスティックに彼女について語り出す。
彼女にまつわる心理展覧図はどこまでも広がるが、真実の正体は誰が知るのか?
少女の正体は魔性か、凡庸か!

[2回]

『3月のライオン』

羽海野チカ先生の作品です。
前作のハチミツとクローバーも面白かったのですが。
今回もかなり面白い作品になっています！！
将棋の漫画です。

漫画は休載が多いため実質不定期連載となっています。
現在、3月のライオン 7まで出ています。（2012/3/23）

プロ将棋という世界を舞台に一人の少年の物語が展開します。
影がある主人公で、プロ将棋士としての葛藤や心の傷を赤裸々に描かれています。
将棋だけでは無く、恋愛の話も出てくるので見るポイントは盛り沢山！！


主人公は東京の下町に1人で暮らす17歳の少年・桐山零（きりやま れい）。
史上5人目の中学生でプロになった将棋のプロ棋士だ。
彼は幼い頃に事故で家族を失い、心に深い傷を負ったまま、孤独な生活を送っていた。
出来る限り他者との関わりを避けていたが、そんな零の前に現れたあかり・ひなた・モモの3姉妹。
零はその川本家をはじめとする周囲の人間から影響を受け少しずつ失っていたものを取り戻していくお話だ。

主人公の過去や川本３姉妹の過去など色々気になる所があります。
絵はカワイイほんわか系なのに、内容はドロドロ黒いのが混ざっています。
読むと先が気になります･･･
私的には恋愛系がやはり気になるのですよね（－×－）
主人公が住む架空の町「六月町」は東京都の月島・佃界隈がモデルになっているみたいだ。
実際に実在する景色が数多く描かれています。
著者の前作はイヌが多く登場するが、今回はネコが多く登場します。
しかも人間みたいでカワイイですｗ

[1回]