まんが日記☆　～漫画レビュー～

『87CLOCKERS（エイティセブンクロッカーズ）』

「のだめカンタービレ」を書き上げた作者：二ノ宮 知子先生の新作です！！

あの、独特な雰囲気の面白さは健在！

「オーバークロック」を題材にしている漫画です。
自作パソコンを作って、デジタル回路を定格を上回るクロック周波数で動作させる行為で記録を競うという話です。

今回の主人公は男性ですが草食系男子そのもの！
ちょっと間抜けな感じで読者の笑いをさそいます。
主人公がオーバークロッカーを目指して四苦八苦していきます。
そして、千秋先輩ポイ（イケメン）もメインキャラの１人として登場してきます。
性格は少し悪そうですがｗ


読んでみた感想は展開がどうなるか気になります。
早く続きが読みたいです。

（ストーリー）
名門の英孝音大に通いながらも、周囲のやる気満々モードに馴染めない一ノ瀬奏。
しかしある日、雪の降る中アパートの前に裸足で佇む美女・ハナを見かける。
彼女に一目惚れした奏（かなで）は、ミケというオーバークロック界の王子にＤＶを受けていると思い込み、彼女を助けるため、“パソコンのF1レース”と呼ばれるオーバークロックの世界へ足を踏み入れる。
ディープな世界に巻き込まれていく草食男子の運命は!?

[3回]

『ひばりの朝』

以前に紹介した「BUTTER!!!（バター）」を書いている作者：ヤマシタトモコ先生の作品です。
彼女の漫画はだいたい好きですが今回は、久々にきた！と思いました。

「性」をテーマにしています。

思春期の１４歳「手島日波里（てしま　ひより）」について、彼女に関わる様々な人達の目線や立場から物語が語られています。
１巻の最後で日波里に語りが戻ってきます。

性的な目で日波里を見る男たち。
性的な目で見られる日波里。
好意をもっている同級生。
それに嫉妬をする女性たち。
そんな彼女に関心をもたない母親。

この色々な立場の人達に目線をシフトしてストーリーを進めていく描き方はヤマシタトモコ先生ならではです。

少しエロさを出した、かなり味のある作品に仕上がっています。
展開がかなり気になります！
今後が期待できる作品です！


（ストーリー）
手島日波里は14歳の中学生。
年相応では無い肉感的な身体つきで、男はたいがい性的な感情を彼女に抱く。
そして、女性は嫉妬により、たいがい悪意をこめる。
彼女に劣情を抱いている男、片思いをしている少年、劣等感を抱く女、そして彼女をおとしめたい少女が、ひっそりと、かつエゴイスティックに彼女について語り出す。
彼女にまつわる心理展覧図はどこまでも広がるが、真実の正体は誰が知るのか?
少女の正体は魔性か、凡庸か!

[2回]